また積読を増やしてしまった

……しばらくは新しいラノベ買うの止めるよ! 良く考えてみればラブコメ好きだし2828展開大好きだけど、それだけで買ってたら世のラノベとか少女漫画どれだけ買わなあかんねん、って話です。ということで、マスラヲ全巻揃いました。お・り・が・みは後半が揃ってない。放課後の魔術師も前半3巻分だけ買ってきた。知らないうちに世界平和は一家団欒のあとにも3、4巻を除いて揃っている……もう一度振り返りますが、今年の目標は積読積みゲーを減らすことです。影執事マルク、実は結構文章の書き込みが多いから読むのに時間がかかるわー……あと半分か。1月中に読み終わるかしら(;´∀`) 取り合えず今のところエルミナ可愛いよエルミナ。そしてマルクはエルミナとカナメとどっちが良いんじゃ!

あ、ラブコメと言えば、さかここシリーズ第三弾の完結編(つまり真路乃の話ってわけですな)が出るらしいですね。実はlightの低価格シリーズ、しょぱんを除いて全部やってるんですが(っても4本しか出てないですけど)、実用ゲーじゃない低価格(\3,000-)のエロゲって実はエロゲ初心者向きなんじゃね?と思わないでもないです。別にlightの回し者ってわけじゃないですが、某そーたんに薦めたのもあって、以下やった分だけ紹介。

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潮風の消える海に』(ライター:早狩武志/ゲンガー:ぽよよんろっく
クリエイターの早狩先生と言えば何と言っても群青こと『群青の空を越えて』なわけですが、長いし何気にプチプレミアついてたりします。ということで早狩先生入門編としてまずオススメ。
話としては青春物語と言ったら良いんでしょうか、恋愛はメインではあるんですが、青春としての恋愛がメインと言ったら良いのかな。四人の男女が壊れたボートを修理して海に向かう話、なはずなんですが、一瞬一瞬のシーンのキラメキがこれでもかと言うほど眩しいわけでして(特に美潮と進が二人ででボート漕ぐシーンは二人とも今後の人生の中で絶対忘れえぬ一瞬なんだろうなということを強く感じさせる名シーンでありました)、何だかプレイするのが途中苦痛になるほどでした。勘弁してください早狩先生。悩みの青臭さも、親や環境という壁も、その乗り越え方も、全てが若々しく懐かしい。名作だがやり直すには気力が必要だ。

『さかしき人にみるこころ』(ライター:嘘屋佐々木酒人/ゲンガー:AKINOKO.)
エロさかしい亜利美さんを存分に楽しむゲーム。今思い返してみて、こんなにエロゲらしいエロゲも珍しいんじゃないかな、と思います。潮風と違ってキャラクターは人物と言うよりキャラクターでデフォルメされてるんですが、何と言うか全然媚びてない。ヒロインの亜利美は所謂ツンデレなんですが、デレさせ方が半端なく良い。同じ人物の気持ちをゆっくりとゆっくりと溶かしていった、という感慨深さが味わえます。主人公の一重君の思春期特有の社交への頑張り方が痛々しくもあり、可愛らしくもあり。ただそういう小細工的な卒なさも描かれているからこそ、たどたどしい亜利美へのアプローチが空回ったり逆に思わぬところで上手く行ったりが見ていて楽しかったです。
あと何気にエロシーン多い。んでもって何気にエロい。親父くさいのはものすごーく減点だがな。

どんちゃんがきゅ〜』(ライター:嘘屋佐々木酒人/ゲンガー:AKINOKO.)
さかここシリーズ第二弾。エロいことに免疫のないほやっと脇キャラどんちゃんがヒロインになって登場。
タイトルはアレな感じですが、内容はかなーりシビアです。さかここよりもよっぽどキツイ。終始どんちゃんの頭のゆる〜い地の文で語られるのですが、全然カバーできてないぞゴルァ! 才能のある人間が恋をするとどうなるのか、という内容を真正面から書いてるのですが、どこまでも職人な俊夫さんがホントにご無体すぎる。ラストの二人はあぁいう形に収まるしかなかったのでしょうが、爆弾を孕んだままどうやってその爆弾を溶かしていくのか明確に分からないまま進み始めているのが少し怖かった。

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ま、何が言いたいかっていうと取り合えずさかここはやっとけ?ってこった。

トライアルライド(1) (アフタヌーンKC)

トライアルライド(1) (アフタヌーンKC)

現在アフタでは休載中らしいですが、これは良マンガ。多分主人公は天才なんだろうとは思うのですが、どこか危ういというか生き急いでいるというか寧ろ生きているのか怪しいぐらいの印象です。そんな主人公が、ただ馬に乗ってレースをする時だけは時々ハッとするくらい柔らかい表情を見せる。馬に、そしてレースに魅せられている人物なんだろうな、ということを、口先の言葉とか台詞ではなく、細かい表情だとかストーリーの流れで見せることで根を張らせている感じで、続きが気になって仕方がないです。
先生の思惑が全く分からんのも良い感じ。まぁ結局は育ててる、ってことなのでしょうが、それを疑ってしまいそうになるくらいの放置ぶりで、読者を結構不安にさせてくれます。2巻までしか出てないのか……どうしよう、1巻は1巻である意味綺麗に終わってる気がするんですけど。