気合を入れないと読了本の感想が書けない

ほどにたまってしまった。頑張ってかきかき。実に30冊分くらい書いてないんじゃない? マスラヲの感想以来書いていなかったからな……。

ケモノガリ 2 (ガガガ文庫)

ケモノガリ 2 (ガガガ文庫)

安心の俺TUEEEEE!!!! 流石は1巻で殺人鬼としての能力に目覚めたセガール(仮)、最早人間じゃないぞこの強さ。
ということで2巻目。続くとは正直思ってなかったです。前巻で思いっきりヒロインと別れてしまったので、今回はゲストヒロイン登場。結構えげつない運命でしたね……容赦ねぇ。主人公の強さが圧倒的になってしまっている分、娯楽提供者達との戦いはあっさり風味になってしまってると思いますが逆にミルスキとの戦いでは、国家VS個人とは思えない圧倒的な主人公の強さに爽快感を覚えますね。
えーと最後にですね、挿絵のネタバレ酷すぎたと思うの。もうストーリー読めちゃうじゃないこの挿絵! ばか! すげェや……まさかこんなロボロボしいものが出てくるとは思っても見なかった。

最初に断っておきますが、オオカミさん本編読んでません。ただ悶えるくらいにこってこてあっまあまな話が読みたかったのでふらふらと手を出してしまった次第。細かいことは気にせず取り合えず地蔵さんの可愛さを楽しむ話なのですね、そして花咲さんとのやり取りで2828する仕様なのですね、分かります。ここまでテンプレだと読んでて安心というか、「あぁ、くるぞくるぞきたー!!」みたいな。いやによによと楽しませてもらいまし。
地の文がちょっと不思議と言うか、作者さん自身もつかみ損ねてるのかしら、と思う……何か2〜3種類くらいの文をごちゃまぜに読まされてる感じ。ひっかかるほどではないのですが。

となりの怪物くん(5) (KC デザート)

となりの怪物くん(5) (KC デザート)

やばいヤマケン君のヘタレ具合半端ない。何この不憫な子。見ててすげー生温かい目になってしまう。悶ゆる! ヤマケン君が雫にときめく度に全力で自分に否定を入れてる姿が笑える。YOU! 認めちゃいなYO!
ハルと雫のすれ違いはどこか不安になりますね。何て言うか、この二人別にお互いじゃなくても良い気がするんですよ。初めてであっても絶対ではないと言うか。絶対じゃないお互いを選ぶには色々と不安要素がゴロゴロしてるんですよねぇ……まぁそこがこのマンガの他のマンガと違う所の一つだと思うのですが。

白磁 第2巻 (花とゆめCOMICS)

白磁 第2巻 (花とゆめCOMICS)

上手くまとめたなぁ、と。この手の話って変に長かったり短かったりとかするとそれだけで作品を台無しにしてしまうものですが、淡々と落ち着くところに落ち着いたんじゃないでしょうか。同じところをぐるぐると回っていた二人が、ヒロインの失明をきっかけに二歩下がって新しい一歩を踏み出す、そんなありきたりだけれどとても温かい話でした。歪んでいるようで歪んでいない、汚れているようで無垢な二人だったと思います。
読みきりもなかなか良かったのではないでしょうか、ちょいと尺が足りてない感じもしますが。

進撃の巨人(2) (講談社コミックス)

進撃の巨人(2) (講談社コミックス)

主人公がラストまでほとんど出てこない! まぁ仕方ないよね、巨人に食べられちゃったもんね!
ミカサが人を個人でなく人と捉えて迷わず殺した瞬間は鮮烈でした。こういうスイッチの切り替わりってものすごいゾクゾクする。っていうかアップのミカサ美人過ぎる。ホント予断許さないマンガだよ……誰がいつズタボロになって死んでしまうか全く予想がつかない。設定に沿ってリアルに起こりそうなことを淡々と描いていて容赦ない。面白い。
あと巻末の3巻の予告気になって仕方がないんですが……何この色々とまた過酷そうなフラグは。

金剛番長 12 (少年サンデーコミックス)

金剛番長 12 (少年サンデーコミックス)

これにて完結!
巨大化とか地球の核に行っちゃったりとかもうどうにでもして!って感じでしたが、まぁらしいラストだったので良しとしましょう。勢いを殺さずにやってきた結果こんなスケールのでかい話になってしまって……(ホロリ)。オーバーな王道マンガというよく分からないジャンルながら、ネタを出し惜しみすることなく走り抜けたばっちょマジありがとう。
後日談が念仏視点なのに何となく納得。当初こんなに良いキャラになるとは思わなかったよ。あと卑怯とサソリおめでとう。このカップル何気に好きだったから嬉しいよ。しかし子供たくさん過ぎるなこの人たち。。。

近キョリ恋愛(7) (KCデラックス)

近キョリ恋愛(7) (KCデラックス)

相変わらずですが、何なんだろう、この真面目にやってる時とシリアスやってる時の落差は。普通はこの差を埋めようとするものだと思うのですが、混ぜるな危険と言わんばかりにガショガショ突っ込まれてる結果、何とも言えないこのマンガ特有の味わいが出てくるわけですよ。
と言うことで先生の実家編。本来ならシリアス度がいつもの5倍増しぐらいになってるはずなのでギャグが鳴りを潜めても良いようなものですが、流石全く躊躇してねぇ、すげぇ。お父さんの話とか間のギャグ成分が濃すぎて一瞬素でどんな話だったか忘れてました。
とは言え、シリアス部分はシリアス部分で十分な2828展開もあったわけで読んでて満足。

少女ファイト(7)特装版

少女ファイト(7)特装版

キャプテンの恋心が切ない最新刊。雲海との関係がどう転ぶのかまだ分かりませんが、キャプテン幸せになってくれると良いなぁ。
順々にチームメートの事情を1巻ごとに描写していってて、1年生が一回りしたので次は先輩達。どこか底なし沼みたいな雰囲気を醸し出していたキャプテンの人間味が伝わってくる巻でした。かつての後輩(チームメイト)に関して、キャプテンが言及した台詞が彼女の心の弱さを表してて良かったと思います。飄々としているようで繊細なんだなぁこの人。48話ラストの笑顔はそれだけに子供みたいに安堵していてすごく可愛らしかった。

オニデレ 7 (少年サンデーコミックス)

オニデレ 7 (少年サンデーコミックス)

太ももふとましすぎだよ作者さん……!
生徒会と鬼頭衆、もう同一グループ作ったら良いじゃない……皆仲良くしちゃえば良いじゃない! まぁ個人的にはユナと生徒会長が仲良くなると言うことないけど、空回りラブコメが醍醐味な気もするからな、あのカップル?は。
最後にアンジーはどう決着つけるつもりなんだ、作者さん……! まぁアンジーのビジュアルはかなり好みですけどね……!

B型H系 8 (ヤングジャンプコミックス)

B型H系 8 (ヤングジャンプコミックス)

寸止めが様式美化してきた。
山田がここまで可哀想なエロツンデレになるとは思わなかった……山田がちょっと折れたり小須田がちょっと聡かったりしたらすぐに解決するのに……もどかしいよ! 美郷の話とか金城兄の話とか色々あるけど、やっぱ山田と小須田がいつまで経っても寸止め状態なのがホント……何だこれは最終回まで引っ張るつもりなのか!? しかしこれだけ障害が色々あるのに結局のところお互いの性格に今の状態の原因が行き着くというのは、ホントお互いのことしか見えてないバカップルだとも思えるのだなぁ、うん。
ところで片瀬と工藤も気になるんですけどこの二人どうなるの……!

女王の花 2 (フラワーコミックス)

女王の花 2 (フラワーコミックス)

中華っぽいファンタジーって素材は大好きなんだけど、どうもそこそこ歴史物を読んじゃってると背景の薄さが目立つなぁと思ったりしないでもない。多分戦争のシーンで相手国の厚みが感じられなかったことや、それに伴う条件の抜け落ち(本来戦術を選ぶならばもっと色々と確認したり描写されたりしないと駄目な部分がすっぽりなくなっている)が気になってしまう。なまじ戦略とか戦術が本筋として語られてしまっている分、そこが足りないと微妙な気分になってしまうなぁ。恋愛とか姫の信念が話の中心として語られている回とかは良いんですけど(後半の王子との縁談の話とかね)。
ヒロインとヒーローの唯一無二でありながら身分差ですれ違い結ばれない、って関係はすごく好きです。

GIANT KILLING(16) (モーニング KC)

GIANT KILLING(16) (モーニング KC)

あぁ、こりゃ細部まで練られてるわ……ホント。最初からETUというチームや達海のサッカー観、話の経緯、パズルのピースが嵌るみたいにするするっと腑に落ちる、感心した。試合展開とかだけじゃなくこういう細かいところまできっちり作ってあったんだろうなぁ……チームを支えている選手もスターだけじゃなくて地味なキャラにもかっちり描写されてるもんな、このマンガ。何て言うか破綻がない。世界観・キャラが全部作りこまれていて、必要に応じてスポットを当てていってる感じ。だからブレない、違和感がない。
あー何かキャラの考え方から何からすっかり地に足がついている印象で、けどきっちりマンガらしいドラマティックさもあって、面白くてたまらない。続きがとても楽しみ。