同人スパイラル

かつて私が萌え萌えしてきたカップリングには色々なカップリングがありました……不二塚を例としても分かるように、ノーマルだろうが801だろうが「あ、これは嵌ったな」となると結構がっつりと嵌ってしまいます。つまり何が言いたいかって言うと、通行止めが良いって話だこんちきしょう。ラノベカップリングに嵌ることがなかったため良く分からないのですが、禁書はあんまり同人出てないのかしら。誰か私に通行止めを恵んでやってください。
通行止めの自分内テーマソングは『Breakeven』(The Script)だったりしますが、これは歌詞的には上条さんのフラグ魔っぷりが打ち止めにも発揮された場合に遺憾なく適用される気がします。一方さんが打ち止めに抱いてる気持ちというのは、作中から見る限り何か色々な感情を詰め込んでいるというか、寧ろ一方さんにとっての打ち止めは「自分が初めて何らかの感情を向けることを許された存在」という形で描かれているので、あんまり恋愛感情とか意識するキャパはなさそうなんですよねぇ。なので寧ろ上条さんが打ち止めを連れていってしまった時に恋愛感情に気づくとか。初恋と同時に失恋とか超好物です。夏は取り合えず男性向けに特攻する羽目になりそうですね。それともアレか、久々に自家発電の出番なのか。

会社がはよ帰れ言ってるのですが、約束をしている時に限って残業になるのはどうしたものか。取り合えず、今日はヤクルト勝ったし行きたかったなぁ……神宮。

天草式の面々の話は地味に泣いた。ねーちんが天草式に背を向けた理由は、作中でも触れられてる通り、冷静で現実的な傲慢であって、別にそれ自体は悪いことではないのですが、少年漫画の血が流れるこの作品では、一段階上に上がるには否が応でも反省しなきゃダメなところになってしまうんですよね! でも美味しいところは全部上条さんが持っていった!
この巻は御坂が自分の恋心に気づくという重要な巻でもあるんですが、それ以上に、上条さんが自分の記憶喪失について他者に語った、という点が結構重要かなぁ、と。あとアレだ、食べてばっかりのインデックスが実は上条さんとセットでそこそこ重要だ、とかな。設定だけかも知れないが、メインヒロインらしいじゃない……インデックス。
どういう意図なのか分からないのですが、敵側のアックアは閑話が挟まる度に好感度が上がっていく素敵仕様。ウィリアム格好良いよウィリアム。ごく生真面目にやるべきことを淡々とやって、結果多くの屍の上に立つことになっても、過去について肯定も否定も一切語らない、そういう生き方が格好良いよ。16巻はぶっちゃけ一方さんが出てこなかったのでかなり読むペースが鈍っていたのですが、建宮とアックアで持ち直した、と言っても過言ではない!
しかし禁書、読んでないのはあと2巻分か……随分読み進めたもんだなぁ。