続々・コミュプレイ中(密ルート終了)

何と言うか……こんなに魂込めすぎてて大丈夫なんでしょうか、今から心配すぎます。スタッフが描きたいのが何なのかおぼろげに分かってきたような気が。絆って言うか、理屈では説明できない大よそ理性的ではない情というか、もっと漠然とした何かなんだろうなぁ。他人は飽くまでも他人で、そこには絶対の隔たりがある、というのが現代っ子に相応しい感じです。萌えゲーとは絶対相容れないな、これ。ただ愛があってのエロというオーソドックスなのが今のところ一つもないんですが気のせいなんでしょうか。

*密ルート★★★★☆(密:★★★★☆)
うへぁ……これはまた堪えるルートだなぁオイ……ラストには5人中3人が脱落で(一人も死んでないのは主人公補正と言えますが)、ヒロイン・密も満身創痍過ぎる。何がアレって、バビロンが地味に観客踏んで死なせちゃったりしてるとこかな。あ、容赦ねぇな、と。密も主人公も優しくて平等でだからこそ理不尽な世界に対して爪を立てたもの同士、傷を舐め合ってお互いを分かりすぎてるからジリ貧になって。結局『それでも』の呪文を持って世界に立ち向かうけれど、世界は相変わらず優しいだけでした、と。お伽もクソもないスプーン一匙の幸せしかないエンディングだったでござる。
ちなみにエンディングのもう一つは、自らの手を汚す、という犠牲の上に平和な日常を取り戻すと言う、らしいエンディングでした。こっちは一匙の不幸が混じったハッピーエンド。でもおそらく最初のエンディングの方が正規エンディングなんだろうな。
淡白な密が実は嫉妬キャラと言うのは王道で良い感じでした。ただ青山ゆかり声がどうも……最近得意じゃないんです、サーセン。不健康そうな薄胸というビジュアルは大変美味しゅうございました。

密ルートの伊沢:し、死んだかと思ったよ……!! 追われてる時に結局仲間を頼らなかったのが、伊沢なりの優しさで胸キュンしすぎた! 何この子、スレてる癖に良い子過ぎ! 伊沢かーいいよ伊沢。