あいすのっ!(あるてみす。)

期待したよりは普通な出来でした。主人公と沙姫の掛け合いが思ったよりツボに入らなかったのが敗因かな。個人的に、同じ掛け合いなら俺つばとかさかここのがツボに嵌ります。ただヒロインがシモネタヒロインだったのはそれなりにインパクトありました。主人公にシモネタを諌められるヒロイン……美少女じゃなきゃ単なる痴女だぞw
伏線と言うのか、主人公の事情みたいなものには薄々感づく仕様になっているのですが、特に説明もなくあっさりと終わってしまう辺りがちょっと残念。あんまり考えることなくサクサク読み進めてしまったのが悪いのかもしれませんが、実を言うとどこに伏線?が貼ってあったのかさっぱりでして。主人公が雪?と一緒に消える運命というのは最初っから見えてましたし、時々沙姫が悲しそうなのもそれが原因なのは見えてるわけで。もしかしたらそもそもストーリーがちゃんと解釈できてないんじゃないかと不安で仕方がありません。
エンディングはバッドエンドとグッドエンドの二つ……なのかな? 一応CG埋まりました。バッドエンドは後味があまりよろしくなかったですね。グッドエンドも実を言うとそこまで後味が良くない。というか、バッドエンドとほぼ同じなのにラストだけ変えられた感じで、「え? なぜ同じ展開なのに最後だけ違うんだ??」みたいな。せめて主人公の手紙の内容とか日記の内容は変えようぜ……。
タイトル「あいすのっ!」の意味は、「愛すの」「愛・スノー」「I snow」くらいかな? ストーリーと同じく重要なメッセージを読み落としてるんじゃないかと不安です。