明日は仕事だから

2週連続でタクト様がリアルタイムで見れません…うおおぉおおぉぉ…颯爽視聴したいよぅ…orz
そうそう、アメリカ行ってきました。まぁ諸事情で多くを語ることはできないのですが、なかなか大変な出来事だったなぁと思います。人を幸せにすること、人と幸せになることって難しいですね。

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

圧倒的だった。ジャンル的にはノンフィクションなんだろうか。自分が正しく、しかも国家の使命を遂行していたにも関わらず逮捕されてしまったのに、非常に冷静に客観的に自分の置かれた立場について分析し、それを更に政治学的な側面からの研究にまで持ち込んでしまうのがホント半端なくすごい。自分の信念を、国益の為にしか曲げない。逆に言えば、国益のためならば自分の信念を曲げられる。プライドがないと著者は何度も作中で繰り返しているが、プライドがなくても芯の通った男はいるんだなぁと感じた。こんな人がまだ日本の外交を担っていてくれたら、まだこの国のことを信用できたのに。

ランジーン×コード (このライトノベルがすごい!文庫)

ランジーン×コード (このライトノベルがすごい!文庫)

ラノベと研究所と政治と何か色々なものをごっちゃにした印象。
コトモノの設定は現実の延長線上にある気がします。詞『族』と表現されるとおり、価値観の異なるものたちがいかに相手と関わるのか、という現実に通ずる物語。国が違うと、世代が違うと、分かり合いにくい、という経験があるだけに、アカネの、赤の女王の、成美の、不破の、宇津木の言葉が胸を打つ。
ただ、これが誰の話かと言えば、ロゴと成美の話な気がするかな。自分を救ってくれたがゆえに成美に純粋さの幻想を求めて知らず知らずのうちに否定してしまったロゴと、そんな彼に何も言えず、自我をなくす前に選択し彼から離れて孤独に苛まれながらも分かたれた道を進み続けるしかなかった成美。
そういった二人のジュブナイル的なやり取りにラノベらしい匂いを感じながらも、コトモノへの各々のプレーヤーのやり取りは間違いなく政治的・学術的でもあるわけで、冒頭が非常に読みにくいという致命的な粗はあるものの、読みきれば対象にふさわしい作品だったように思う。

はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)? (HJ文庫)

はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)? (HJ文庫)

間違いなく面白い。これは良主人公ですねー。人間的な弱さ、内面の葛藤を前面に出しがちな最近のラノベと一線を画した、度量の広い主人公…! 俺TUEEEEEE!!!!なだけでなく、敵の娘である美兎を包み込める男前さ、こんなん皆惚れてまうやろ…。美兎の心情の変化も無理なく少しずつ丁寧に描かれていて2828することしきり。新刊が早くも楽しみです。

政党擬人化政党たん

政党擬人化政党たん

内容は若干軽め(豆知識的ネタが大め?)ながらも、単なる「擬人化してみた」じゃなく、政治に興味のある作者さんが「政治ってこんなに面白いんだよ!」ということを懸命に伝えようとしてる内容だったので非常に好感が持てた。副読本みたいな感じでもうちょっと詳しい目のものが出て、徐々にステップアップできれば良いんじゃないかな。この手の本がもっと増えると良い。
個人的にはキャラ的には民主×自民萌えだけど、実際のこと考えると全然ワロエナイ…

狼陛下の花嫁 3 (花とゆめCOMICS)

狼陛下の花嫁 3 (花とゆめCOMICS)

夕鈴そろそろ自分の気持ちに素直になっても良いんじゃないのか、な3巻。何気に夕鈴って陛下のことを信じてないんですよねぇ…そういった彼女の頑なさを陛下が上手く解きほぐしてくれると良いんですが。下町が出てきたことで話に上手い具合に起伏が出てきたようなので、ここから彼女のある意味での卑屈さが突きつけられるような展開が来ると良い。

どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)

どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)

本当に何てことはない話なのに、どうしてこんなに切ないのか。どうしてこんなに読み返してしまうのか。
何気ないやり取りや、タバコ・家族といった小さな日常に埋もれてしまいそうなキーから構成された二人の話は、本当に劇的なことなど起こらない。でもそれでも恋愛なんて本人たちにとっては劇的なことの連続だ。ふとしたことから恋に落ちる、緩やかに落ちていく、ってことがすごく丁寧に描写されていて驚く。小さなことを積み重ねていく二人をそっと見守っていたくなる作品。

新テニスの王子様 4 (ジャンプコミックス)

新テニスの王子様 4 (ジャンプコミックス)

テニスのルールが分からなくなる…相手を場外にふっ飛ばせば勝ちなんだったっけ…? あと天使とか悪魔とか命に関わるとか磔とか…ちょっと、えぇと。まぁ許斐先生が楽しく描いてそうだから良いか!
ただひとつ突っ込ませてもらうが、明らかに変わりすぎだろ大和部長! 手塚、お前の目は節穴か!!!!

八潮と三雲 第2巻 (花とゆめCOMICS)

八潮と三雲 第2巻 (花とゆめCOMICS)

三雲がイイ女過ぎるなぁ…好きな人に対してアプローチはするけど押し付けはしないし、何を本当に大事にすべきかちゃんと分かっている感じがする。こういう子だったら、八潮さんがデレても分かる気がするよ(まだデレてないけどな)。したたかで芯が強くて可愛いヒロインってすごい貴重な気が…何と言うかスーパーガールだよね、三雲。