『神咒神威神楽』(light)プレイ日記2

いや、まったくもって参った。好きだ、これは面白い。
ありがとう、俺にとってはまごうことなき神ゲーでした…もうこれ以上神様の話は書けないだろうな…本当に、望んだものは総て得られたと思う。一瞬の輝き、彼らの駆け抜けたたった一年の血生臭くも美しい青春。あぁでも願わくば、これからはあの桜の下で8人総てがずっとずっと幸せであるように願う。魂で繋がった仲間として。

*威烈繚乱編★★★★★(宗次郎:★★★★★、紫織:★★★★★)
個々は酷くゆがんでるのに、落ち着くところは酷くシンプルで。どこまでもどこまでも剣と蜃で、だからこそこの二人にしかたどり着けない境地があるってのが痛いほど伝わってくるわ…実際死ぬほどバカップルだよなー…これは…。共に高めあえる、どこまでも上に行ける、それが出来るのはお互いしか居なくて、んでもってアレだ、それの最後の最後の障壁になってたのが宗次郎の紫織に対する信頼がなくて、つまりは「この女は自分に斬られる、すなわち自分を抱けない」って思い込んでたところってのがまた…それを乗り越えて死合って、愛し合ってってマジで規格外で、でもこの二人が真に幸せになれる唯一の道を掴みとってくれたことが嬉しくて堪らない。大丈夫だ、この二人ならばきっと。幸せになれる、絶対に。

*咒皇百鬼夜行編★★★★★(夜行:★★★★★、龍水:★★★★★)
これは酷い爆下げだ! 夜行様の真実がホント酷すぎてこれは…地べたは兄様の専売特許だと思ってましたがなかなかどうして夜行様の地べたぶり半端ないです! 地べたって言うか真実が滑稽過ぎて…つまりは分かりやすく言うとラスボスと幼女の人形で取り合いされてたってだけの話じゃないですか! これは酷い…。。。
いや実際、夜行様は龍水の人形であって、龍水の願いを体現してるってその一点がこの人の存在を繋ぎ止めてるのが何よりも致命的だよ。自己すらなく、自分は摩陀羅夜行だと叫んでもそれは自身を鼓舞するものでしかなく、自分を創り上げた娘を自己の中に要らぬと拒絶し、けれど彼女が居ないと自身を発揮できない。その何て哀れで滑稽で八方ふさがりなことか…そしてだからこそ強がって自己を求める姿が例え偽りであろうと益荒男であることか…
いやちょっと実際(良い意味で)爆下げすぎるので、グランドルートで早く爆上げ願います! 切に!

*楽土血染花編★★★★★(刑士郎:★★★★★、咲耶:★★★★★)
あぁ、つまりはこれは二人が前世から解き放たれて、ただの凶月刑士郎とただの凶月咲耶になる物語なのか。
兄様が熱すぎて困る…歪みによって得ていた力も過去も総て振り切って、ただの人間として愛する女を守るために立ち、散っていったその姿、しかと目に刻みました。前世に縛られ、弄ばれ、「自分は何だ」「この渇きは何だ」と苦しみながら、それでも唯一自分として譲れない女を守り、これだけは渡さないと叫んだ兄様が、何よりも眩しいよ。
咲耶はどこまでも罪深い女だったけれど、女一人抱いてやれないで何が男だと、そう証明して死んでいったのが何よりも辛い。そしてきっと彼は人間として死んだからこそ、生き返らない(神としては生き返るかもしれないけど)。あぁだからこそ、彼らは美しくて、悲しくて、寂しくて、けれどその一瞬が永遠であるように願わずには居られない。

神咒神威神楽★★★★★
全ての天を倒して、その想いを受け継いで、波洵すらも楽にさせて、そして桜の下に空を描く。ラストの戦いは戦いになっちゃいない、魂と魂をぶつけ合う、真実を真実で塗り替える――それが熱くないなんて言わせない!
しかし…ラストの手紙の宛先とその後の桜の下の宴会が総て持っていった! 桜の下の宴会さ、ご都合主義といえばご都合主義だと思うのよ…何だその茶番はって思う人も居ると思うのよ。だけど俺、8人とも大好きだから、幸せになって欲しかったから、例え蛇足であろうともあの約束を果たしてくれて良かった。魂が繋がった仲間たちがずっとずっと空を見守っていくのだと、そんなご都合主義で茶番じみていて、だからこそ力強くて何者にも負けない絆を見せてくれてありがとう!