必然、読み終わるが道理
ということでタイトル見ただけで一部の人には分かるとは思いますが、『とある魔術の禁書目録』2巻読み終わりました。Fate臭がする……でも上条さんの方が士郎よりも人間味がある、かな……? 会社でスーパーそげぶタイムしてしまうくらいには楽しんでます。ただなぁ……アウレオルスの喋り方が恥ずかしすぎて、たとえ挿絵が入っていなくても、文章読まれたらと思うだけでビクビクしてどうしようもないのは何とかしてほしんだよ?
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2004/06/10
- メディア: 文庫
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内容としては、伏線がちょっと伏しきれてない感はありますね(2週間くらいで書いたと書いてあるので、これは純粋に時間の問題だと思います)。あとは1巻を読んでいても思ったのですが、上条さんが右手でしか戦えない以上、戦闘のオチは右手でつける必要があるのですが、どうやって右手に持っていくか、という練りが足りていない。対アウレオルス戦よりは、対アウレオルス=ダミー戦の方が良くできていた気がします。
あぁ、でもそういう話は割とどうでも良くて、取り合えず上条さんの説教は楽しめました。上条さんは結局甘々なんですが、その甘さ加減が心地良いのはFateの士郎と同じです。利害計算や痛みやその他のものを、ただ感情で塗りつぶして立ち向かう少年というのは、それだけで結構心が奪われるものがあります。ただ、相変わらず上条さんは義憤を力に敵を倒していますが、上条さんは義憤で人を倒す時点で自分で選択してるわけではないんですよね。今後彼が自分の責任において、『どちらも正しい選択肢』から、自分の決断で選択を迫られる展開を期待します。
あ、あとステイル(ようやく名前覚えた)ちょっと報われて良かったね。
そういや今日終電だったんだよな、早く寝ないと……。