あ、あと

とある魔術の禁書目録』、今更ながらアニメ第1話を見たので感想。

 こ れ は ひ ど い !!

とまでは言いませんが、あまり良い出来ではない(というかアニメ用に料理していない?)ような気がしました。とは言え、あんまりアニメ見ないので、初心者が見た一感想。

小説をそのままなぞっているんですが、そのせいで場面転換とかが唐突過ぎる印象。かつ、小説が割と丁寧に描写してる辺りを表面的にトレースしてるので、何だか浅い。もうちょっと踏み込んで描写してほしい……(´・ω:;.:...
特に、1巻を私が好評価してる理由の一つである「『日常→非日常モノ』へのアンチテーゼ」って部分があまり読み取れない仕様になってしまっているのが残念。
私が「『日常→非日常モノ』へのアンチテーゼ」と感じたシーンは主に以下の二つで

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①主人公(上条さん)を非日常へ連れて行く存在(インデックス)が最初にする説明が正しくない
…通常、『日常→非日常モノ』は、非日常の部分を最初に説明してくれる説明者の説明は基本的に全て正しいんですよね。けれどインデックスは色々な事情があって、勘違いしているところも多くて、結果的に上条さんに「誰が敵で誰が味方か」ということを間違えて教えてしまう(中村うさぎの『宇宙海賊ギル&ルーナ』もそんな感じだったかな)。
②主人公(上条さん)を非日常に導くアイテム(インデックスのフード)が主人公(上条さん)の落ち度とセットになっている
…通常、『日常→非日常モノ』は、非日常へ主人公を導くアイテムなり何なりは拾ったり怪しい人に貰ったりするわけで、そこに主人公の落ち度は存在しないんですが、上条さんの場合は「またインデックスに会いたい」という我侭、それに伴う失念(落ち度)がセットになっていたりする。良く考えれば人間らしい行動だな、とも思うわけで。ちょっと説明がしにくいのですが。

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って感じなのですが、ここは出来れば丁寧に描写してほしかったなぁ……とはいえ1話だとまだ②の方しか出てきていないし、①の方が重要だから、①はちゃんとしてくれるものと信じています。

あと上条さんが動いてるのを見ると嬉しいんですが、上条さんの声が『純情ロマンチカ』の主人公(受け)の声と口調まで似ていて何だか複雑な気分です。今にも上条さんの傍にぬっとホモたちの声が聞こえてきそうです。何とかしてください。
あ、けなすだけけなしましたが上条さんが動いてるだけで満足なんで2話以降も見る所存。アニメだとインデックスも可愛く感じるから不思議。OPの裸になるとこが全然ムダじゃなく感じられてきた。