何か色々ひっくるめてエロゲが大好きだ!!

私がエロゲを始めたのはちゃんと大学に入ってからでした。っていうか某ほねさんに渡された『月姫』(TYPE-MOON)が初めてのエロゲでした。「どうしてエロゲなんかにはまっちゃったの?」と良く聞かれますが、私はその度にこう答えます――「最初に渡されたのがLeafの『To Heart』だったらエロゲには嵌っていなかった」と(←答えになってない)。いや……だって運命みたいなものだから、説明なんて……。

それはともかく、初期の私がエロゲに求めていたのって(すごく偏見の入った)上質のエンタテイメントだったのですね。クリエイターが好き勝手にやって、エロシーン・グロシーンなしという制約から解放された自由度の高いジャンル、そんな風に捉えていたのを覚えています。その時期の私にとっては「エロシーンなどおまけです。偉い人にはそれが分からんのです!」という状態でした。おまけというと正確ではないのですが……あくまでスパイスと言うか、実際に大事なのはシナリオの筋だというか、メッセージ性というか。萌え萌えのキャラクターなど「媚を売るでない! ノーサンキューじゃ!」という感じだったのです。今思えば『To Heart』も名作なのですが(あかりのイメチェンは最高だった)、可愛いおにゃのこ以外売りのない作品は毛嫌いしていました。

しかしそれが何だか変化している気がするのです。具体的に言うと、「エロゲの癖にエロシーンの手を抜くな、馬鹿者! エロゲならばエロシーンも根性入れろ!」と思うようになってきたのです。今年の春先に『聖剣のフェアリース』(Littlewitch)をやっていた時に「千鶴の中の人……濡れ場演技舐めてんのか」と思った辺りで気づいたのですが、エロゲのエロ部分も大分楽しめるようになってる感じ。最近ではおにゃのこが可愛いだけの作品も大好きです(ただし、可愛く見せるために相応の努力をしているならば、ですが)。『W.L.O.-世界恋愛機構-』(あかべぇそふとつぅ)とか、本当に萌えゲーで萌える以外にないゲームですが、結構お気に入りですもの。

ということで何が言いたいかというと、今までの私ならば『超昴閃忍ハルカ』(アリスソフト)は結構な酷評をしていた気がするのですが(ストーリーが酷いから)、エロに半端なく力が入っているので、そこそこの評価をしそうな予感です。

また一回りエロゲについて成長してしまったぜ……。